通信(第46号)
「おkayu」通信【第46号】
麦秋至(むぎのとき、いたる)
腐草溜螢(くされたるくさ、ほたるとなる)
菖蒲華(あやめ、はなさく)
五月後半から、夏のような気温の日が続きました。
この時期に熱射病・日射病予防の呼びかけをニュースで聞くのも珍しい事でした。
こんにちは、おKayuです。
アクセスしていただきありがとうございます。
学校は運動会シーズンのところもあるでしょう、6月中旬頃までの土曜日・日曜日は雨が降りませんようにと祈りたくなりますね。
私の経験では、運動会が雨で順延したことは、35年間で一度だけでした。
途中、雨が激しく降り一時中断したことはあります。
お昼前だったので、昼食時間を早め雨が止むのを祈る気持ちで待ちました。
願いが通じて雨が止み、職員総出で応援席の濡れた児童椅子を拭いたことを思い出します。
雨天順延で平日に運動会となると、給食対応が大変になるので予定通りに実施できることを祈りたいですね。
さて今月も、二十四節気(にじゅうしせっき)、七十二候(しちじゅうにこう)の時節の紹介をしましょう。
六月の二十四節気は、小満(しょうまん)(5/21~6/5ごろ)・・小満とは、あらゆる命が満ちていく時期。
太陽を浴び万物がすくすくと育つ季節です。
作物や生き物が成長の節目を迎えると農家は活気に満ち溢れます。
芒種(ぼうしゅ)(6/6~6/20ごろ)・・「芒(のぎ)」とは稲などの先にある突起の部分で、「芒種」はそうした穀物の種をまくころのことをいいます。
麦の刈り入れが終わり、田植えが最盛期を迎えます。
また、色づいた梅の実の収穫も始まります。
そして、農作業後の草むらには螢の光が写り、静かな夕やみが訪れます。
夏至(6/21~7/6ごろ)・・夏至は、一年で最も日が長く、夜が短くなるころ。
冬至と比べると昼の長さが約5時間も長くなります。
田植えが終わり、梅雨の真っ只中であるため恵みの雨が降り注ぎ、農家にも休息が訪れます。
夏至を過ぎると夏に向かって、暑さが増していきます。
二十四節気に馴染のない方も手紙を書く時に、時候の挨拶をひも解くことがあると思います。
「立夏」など五月の中頃にあり、私たちは暦の上では…と前置きして使います。
なんでこんな時期にと不思議に思いますが、ひとつ前の季節の最盛期を意味し、この日を境に次の季節に向かう分岐点と理解すると、納得されるのではないでしょうか。
事項暦を見る愉しみが増えることを願っています。
文中にある二十四節気をさらに3つに分けたものを、七十二候といい暦区切りの表現で、例えば夏至(6/21~7/6ごろ)は、以下のようになります。
- 「初候」乃東枯―なつかれくさ、かるる
- 「次候」菖蒲華―あやめ、はなさく
- 「末候」半夏生―はんげ、しょうず
表題にある「麦 秋 至(むぎのとき、いたる)」とは、黄金色に色づいた麦が実るころ。
麦にとっての実りの季節を「麦の秋」とよぶが、こう名付ける感覚は日本人らしいもの。
「腐 草 溜 螢(くされたるくさ、ほたるとなる)」昔の人は、腐った草がホタルになると信じていたという。
ホタルがあかりを灯し、飛び交う風景は神秘的でもあるが、都会では見られなくなってしまった。
「菖 蒲 華(あやめ、はなさく)」は、文字の通りあやめの花が咲くころをいう。アヤメは梅雨の到来を告げる花で、カキツバタやショウブとよく似ているが、花びらに網目模様があるものがアヤメとされる。
*参考文献:高月美樹監修「にっぽんの七十二候」株式会社枻(えい)出版社
今月も、What‘s New?で新しい情報の掲載をお知らせするほか、スタッフルーム、ヤンちゃん通信にて、ブログも発信しています。
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おkayuメンバーが執筆した「学校給食は食育の教材」 『第31回 1年生のお祝い献立』が、教育家庭新聞(3月20日号)に掲載されています。
6年間の 給食・食育プログラム「豊かな味覚と心をはぐくむ」食べ物通信「子どもの食と給食⑤」に掲載されています。
おいしい味、見つけた!
神保町 学士会館「エシカル朝食会」
毎月、神保町にある学士会館で「エシカル朝食会」があります。以前から誘われていましたがようやく参加することができました。時間は7時30分スタートで9時終了です。
今回の講演者は、元総理大臣 鳩山由紀夫氏の「エシカルな友愛社会を目指して」の講演を聞きながら朝食をとりました。
- 本日のメニュー
- 卵のココット 大野村農園(福島県)自然飼育卵 発芽大豆
- スペシャル野菜のプレゼ キャベツのにんじん巻き(共に千葉県)
- 十勝マッシュルームと玉ねぎとベーコンソテー
- サラダ
- セルバチョコ(静岡県)
- サラダケール(静岡県)
- ミニトマト(熊本県)
- バナナ(エクアドル産)
大豆が入った卵のココットは初めて食べました。
濃厚な味の半熟卵と一緒に頂くと「結構いいかも!」と感じるほど健康的な卵料理でした。
家でも作ろうかなと思いました。
十勝産の玉葱のソテーはトロ~リとした甘みが最高に美味しかったです。
ベーコンは深みのあるうま味が病みつきになりそうなほど美味!!
野菜のプレゼはキャベツの旨味がいっぱいに詰まり、にんじんに優しく包まれていました。
サラダはハーブの香りが口の中でパーと広がるようでした。
バナナは濃厚な味わいでした。
*学士会館は創立当初は旧帝国大学出身者の交流と知識交流を目的としていましたが、現在では一般にも一部開放し、宿泊、レストラン(和食は旬彩割烹二色・洋食はレストランラタン・中華は紅楼夢)、会議室、結婚式場などがあります。