塾(第4回)
「食品のヒミツ」シリーズNO1(マヨネーズ)
<カロリーオフのマヨネーズは何なのか? ノンオイルドレッシングって?>
先日食事会をした時のこと、A子さんの「最近本物のマヨネーズ食べてないなー。」
という一言から、『マヨネーズ』の話題になりました。
A子「最近本物のマヨネーズ食べてないなー。」
A子「ほら、調理実習で卵黄・サラダ油・塩・こしょう・からしをボールに入れて泡立て器で作ったわよね。そんな記憶が・・・・。」
O氏「そうそう冷たい氷水でボールを冷やしながらやったよね。・・・・」
M子「辛子って入れたっけ?・・・・ 」
しばしマヨネーズの話で盛り上がり、その続きでマヨネーズハーフとかカロリーオフ・ノンオイルドレッシングまで話は発展していきました。
この食事会のメンバーの職業は?
もうバレバレですネ。
残念ながらその場で自分としては正確な話が出来なかったので、改めて調べてみることにしました。(即答できなかったのが悔しかったこともあり)
『マヨネーズ』はJAS規格(日本農林規格)で定められており、「油分が65%以上のものを指す」となっています。
カロリーオフのマヨネーズと言われているものは、油分10%前後です。
法的には『マヨネーズ』ではないということになりますね。
では、その正体は何なのか?
それを知るには、食品のラベル欄を見れば一目瞭然!
サラダクリーミードレッシングや半固形状ドレッシングなどと表記されています。
詳しい分類は、「全国マヨネーズ・ドレッシング類協会」のサイトで調べて下さい。
それでは、それらの『マヨネーズ』でないドレッシング類に属するものの原材料はとみてみると、以下の通りです。
- 「サラダクリーミードレッシング」
原材料名 食用植物油脂(大豆含む)、醸造酢(りんごを含む)、卵黄、卵白、食塩、砂糖類(水あめ、砂糖)増粘多糖類、調味料(アミノ酸)、香辛料、たんぱく加水分解者、香辛料抽出物
- 「フレンチドレッシング」
(原材料と栄養価をキューピー㈱のHPから抜粋しました)
原材料名 食用植物油脂、醸造酢、ぶどう糖果糖液糖、食塩、レモン果汁、オニオンエキス、増粘剤(キサンタンガム)、調味料(アミノ酸)、卵黄、香辛料、酵母エキスパウダー、香辛料抽出物、(原材料の一部に大豆を含む)
栄養成分:大さじ約1杯(15g)当たり
情報更新日:2014年1月8日
栄養成分 | ドレッシング | ノンオイル |
フレンチ | 青じそ | |
エネルギー | 38kcal | 4kcal |
たんぱく質 | 0.0g | 0.4g |
脂質 | 3.7g | 0.0g |
炭水化物 | 0.9g | 0.5g |
ナトリウム | 246mg | 458mg |
食塩相当量 | (0.6g) | (1.2g) |
- 「ノンオイルドレッシング・青じそ」
(原材料と栄養価をキューピー㈱のHPから抜粋しました)
原材料名 醸造酢、しょうゆ、米発酵調味料、食塩、調味料(アミノ酸等)、梅肉、かつお節エキス、レモン果汁、オニオンエキス、香料、塩蔵青じそ、酵母エキスパウダー、甘味料(スクラロース)、香辛料、(原材料の一部に小麦を含む)
情報更新日:2011年6月22日
ちなみに我が家でいつも作っている醤油ドレッシング・大さじ約1杯(15g)当たりの原材料と栄養成分も紹介します。
ちょっと比べてみてください。
- 「自家製 醤油ドレッシング(大さじやく1杯―15g)
原材料名 オリーブ油(7.5g)、昆布酢(3.75g)、薄口醤油(3.75g)
栄養成分 73kcal、Pro0.2g、Fat7.5g、炭水化物0.6g、Na237mg、食塩相当量0.6g
参考にマヨネーズとマヨネーズハーフの原材料と栄養価も調べてみたので載せます。
(キューピー㈱のHPから抜粋)
- 「キューピーハーフ」
原材料名 食用植物油脂(大豆を含む)、卵、醸造酢(りんごを含む)、食塩、砂糖類(砂糖、水あめ)、増粘多糖類、調味料(アミノ酸)、香辛料、たん白加水分解物、香辛料抽出物
- 「マヨネーズ」
原材料名 食用植物油脂(大豆を含む)、卵黄、醸造酢(りんごを含む)、食塩、調味料(アミノ酸)、香辛料、香辛料抽出物
栄養成分:大さじ約1杯(15g)当たり
情報更新日:2013年7月1日
栄養成分 | ハーフ | マヨネーズ |
エネルギー | 50kcal | 100kcal |
たんぱく質 | 0.4g | 0.4g |
脂質 | 5.1g | 11.2g |
炭水化物 | 0.5g | 0.1g |
ナトリウム | 150mg | 105mg |
食塩相当量 | (0.4g) | (0.3g) |
このように、加工食品(今回は調味料の一部ですが)の多くは原材料名が記載されていますし、メーカーのホームページで調べることができます。
こうして得た知識をどのように生活に取り入れ活かしていくかは、それぞれ
知恵-実践そのものですね。