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「クリスマスイブの夜に」

「クリスマスイブの夜に」

 猫のこじろうが、短い一生を閉じました。
 生まれたばかりの子猫2匹を息子が家に連れてきたのは、今から2年と8か月前でした。連れてくるにあたって息子は、「飼ってもいい?」と電話で確認してきました、自分で面倒を見るならいいと、また、必要な物もちゃんと買ってきなさいということで許可しました。結局、夫婦で哺乳瓶での授乳がはじまりました・・・。予防注射のため病院へ行った時お医者様に、こじろうは眼球が小さく視力もない、親猫の遺伝が考えられあまり長生きはできないだろうとのことでした。そうは言われたものの、覚悟はしていたとはいえ、もう少し頑張ってくれると思っていました。

 思い返せば、10月末頃からこじろうは、静かなところにいつの間にか移動してじっとしていることが多くなっていました。二階の箪笥の引き出しだったり、ソファーの後ろの隅っこだったり、玄関のベンチの下だったり・・・。ここ1ヶ月は、食欲がどんどん落ちてきて、三日ごとに点滴を受けていました。ずっと前から、具合が悪かったのかもしれません、気付いてあげられずにかわいそうなことしました。

 12月22日は病院の予約をしていたのですが、いよいよ危ない状況になってきたので家で見守ることにしました。23日にはエサも受け付けなくなっていたので、布に水を含ませて時々口を湿らせてあげました。やせ細っていたので体が痛かったのか、たびたび起きあっがって体勢を変えるのですが、それもしんどそうでした。何度もそういったことを何時間かおきに繰り返していました、その度、手を貸してあげました。23日は、なんとなく寝付けなくてずっとこじろうの頭を撫でていました。とってもやわらかい赤ちゃんの時と同じ毛の感触で、とても愛おしくなりました。

 24日は、元気な時と同じように夫に抱かれて過ごしました。そして、息子が仕事から帰ってくるのを待っていたかのように、午後7時に息を引き取りました。息子も死に目にあえて安堵したようでした。ムサシは、こじろうのもとに来てしばらく体や顔をなめていましたが、寄り添うように横になり朝までそこを離れませんでした。冷たくなったこじろうの体を温めてあげようとしたのかもしれません。

 姿が見えなくなったこじろうを捜すような行動をするムサシですが、だんだんわかってきてくれることでしょう。さくらとこじろうの分まで長生きしてほしいものです。

 さくらと同じ12月に天国へ旅立ったこじろう、そっちで仲よく私たちを見守っていてね、幸せな楽しい毎日をありがとう。『sakura』

元気がなくなって、じっとしていることが多くなりました。(1週間前のこじろう)

1週間前のこじろう

「こじろうどうしたの?」とばかりこじろうをなめるムサシ(旅立ったこじろう)

旅立ったこじろう

ペットセレモニーに出かけるまで、こじろうのそばを離れないムサシ(25日の朝)

寂しそう・・・

コメント

  • お悔やみ申し上げます

     以前に一度こじろう君のことでコメントを書かせてもらったことがあります。
    こじろう君と同じように盲目の子猫を飼っていたことがあり、その子猫も短い一生でした。
     私がまだ小学校低学年のころ時のことです。今でもその記憶は残っています。
    悲しみはなかなか消えませんが、さくらちゃんとこじろう君との楽しい思い出は残ってくれます。これからはむさし君との楽しい思い出を重ねていって下さい。



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