アラカルト第4回
「わかさぎ」と「ちか」の違い
先日スーパーでわかさぎを購入したのですが「わかさぎ」(チカ)と書いてありました。
帰ったら調べてみようと思い早速「日本食品標準成分表」で調べてみると「第3章の10」10211「ちか」、10276「わかさぎ」とありました。
栄養成分は(生)で下記のとおりです。
食品No | 食品名 | 廃棄率 | Kcal | Pro | Fat | Ca | レチノール | コレステロール | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10211 | ちか | 45 | 88 | 19.5 | 0.6 | 35 | 4 | 89 | 3枚おろし |
10276 | わかさぎ | 0 | 77 | 14.4 | 1.7 | 450 | 99 | 210 | 1尾6g |
「日本食品標準成分表」の記載欄には次のような説明がありました。
- ちか<魚近>
「ちか」は、キュウリウオ科ワカサギ属の一年魚で海に生息する。成分値は、分析値に基づき決定した。
- わかさぎ<魚若>
「わかさぎ」は淡水ないし汽水域に生息する。東北地方では、海産の近縁種のチカと混称してちかと呼ばれることがある。
もう少し詳しく調べてみると「わかさぎ」と「ちか」は、どちらもキュウリウオ科ワカサギ属の魚であること。
ここからは「一般財団法人 水産物市場改善協会」のHPから引用させていただきました。
体形や色彩はよく似ているが、別種。
外見的な識別点は、腹鰭(はらびれ)の位置(ワカサギは背鰭より前、チカは後ろ)、上あごの後端の位置(ワカサギは瞳孔の中央下まで達する、チカは達しない)、鰓蓋(えらぶた)から尾鰭までの鱗の枚数(ワカサギは54-60枚、チカは62-68枚)。
ワカサギは、島根県以北、北海道まで分布する。
湖沼や河川の下流域など淡水域と、内湾の沿岸にすむ。
塩分や水温の変化に強いため、各地の人工湖や河川に移植されている。
産卵期は西日本で2月、東北地方で3月下旬から4月上旬、北海道で4月上旬から6月上旬。チカほど大きくならず、最大で16cmぐらいになる。
チカは、三陸沿岸以北、北海道、朝鮮半島からサハリン、千島列島、カムチャッカまで分布する。内湾の沿岸域にすみ河川には入らない。産卵期は、北海道南部で3月から5月上旬。ワカサギより大きく、最大で22cmになる。
<ここまでを引用させていただきました>
後日、スーパーで購入し確認したのですがよく分かりませんでしたので、実際の写真を掲載します。
どう違うのか食してみることにしました。
料理方法は「おkayu」の新レシピ紹介、「第3回小魚メニュー『わかさぎ』4品」の中「長ねぎソース」です。
この「長ねぎソース」は我家の定番料理になっています。砂糖が多いいので少しアレンジしていますが食べる人皆さん美味しいと言ってくれます。
ある人は「ズキッーニと海老のソテー」以来の衝撃かもしれないと言ってくれました。新レシピに感謝です。
から揚げだけで食べてみましたがやっぱり分かりませんでした。もしかしたら両方共「わかさぎ?」「ちか?」
でも、美味しくいただきました。
参考に写真を掲載します。