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栄養教諭

栄養教諭ってなに?どんな仕事をするの?

  • 栄養教諭とは、なんであるか?

法律でみると学校教育法28条第8項に、
「児童・生徒の栄養の指導及び管理をつかさどる教員のことである。」と書かれています。

詳しくは、児童・生徒の発育における、栄養状態の管理や、栄養教育の推進をめざして、2005年(平成17年)に新たに設けられた職で、小学校,中学校,高等学校,中等教育学校,特別支援学校に配置され,児童生徒の栄養の指導および管理を担当する教育職員、つまり正規の教員ということになります。

大まかにいうと、これまでの学校栄養士の仕事に加えて、栄養教諭は、食生活の多様化に対応し,学校における食に関する指導を推進する役目を担っています。

具体的には、校内で食育推進チームを組織し、食育推進計画の作成等をコーディネートするほか、所属する自治体の食育推進をサポートします。つまり、栄養教諭は学校生活に携わる一人の教諭として、学校給食の運営に当たる一方、学校給食をひとつの教材として食の教育(食育)などを実施し、対象者 (すなわち児童・生徒)に栄養や食生活の正しい知識を身につけ食生活の変容の促進を目標とし、業務にあたります。

栄養教諭になるためには、栄養教諭普通免許状(先週、一種、二種)を有する必要があり、各都道府県にて、試験や面接により採用、あるいは、任用(現職の学校栄養士が、資格を取得したのち受験または選抜によって栄養教諭となるなどをいいます)となります。

さて、栄養教諭制度ができた背景を考えてみると、まず、食育基本法の施行が挙げられます。
この法律によって、食育の必要性がライフステージ毎に、数値目標をもってクローズアップされました。
特に、日本人の三大死因―がん、脳卒中、心筋梗塞の引き金となる糖尿病・高脂血症・高血圧症などの生活習慣病の予防のためには、大人になってからでは間に合わないので、子どもの時から正しい生活リズムと食習慣を身につけることが大切であり、予防医学的見地からの病気にならない体づくりの推進が必要となりました。

しかしながら、子どもの生活の乱れや体力の低下も問題となっていて、特に食育の必要性が叫ばれている現状があったのです。食生活の偏りからくる病気の代表として生活習慣病が良く知られています。
その患者数は増加する一方ですが、中高年が主と思われがちなこの病気は、学童にもその兆候が認められ、さまざまな病気の低年齢化が深刻な問題とされています。

生涯を健康で過ごすために最も重要な時期である学童期に栄養教諭がその問題を提起し、解決していくことは10年後、20年後の日本を改善することに繋がります。

それでは、栄養教諭って何人くらいいるのでしょう。

学校給食の献立などを決める学校栄養職員(学校栄養士)は自校調理の場合、児童550人以上に1人などと国が基準を定めています。
一方、栄養教諭の配置や採用基準は各都道府県の裁量に任されていて、ベスト1の鹿児島県とベスト2の京都府は「正規採用の学校栄養職員は全員を栄養教諭に」の方針で順次、切り替えを推進しています。
176人の栄養教諭がいる京都府教育委員会は「食育の重要性は食育基本法の施行(17年7月)以前から認識していた。
行政職の学校栄養職員と教職の栄養教諭では子供に対する接し方が異なる。
専門の教諭がいることで食育を進めやすい」と話しています。
文部科学省の参考資料によると、47都道府県で栄養教諭の配置率(平成25年4月1日現在、推計)が最も高いのは鹿児島県の約86%。
最低は東京都の約4%でした。

我々「おkayu」が所属していた東京を例にとってみましょう。

栄養教諭制度がスタートした平成17年より遅れること4年、平成20年に第一期生5名が誕生し、今年度で8期、56名の栄養教諭がおり、23区とほとんどの市町村に1名から2名の配置がされています。

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